13日の日経平均は、3日続伸。

先月8日以来、約1カ月ぶりの水準まで回復してきた。
依然として出来高は少ないが、日経平均が日足チャート上の「三空」形成後も下押すことなく、75日移動平均線(1万9863円)まで達してきたことで、市場の底打ち感は一段と強まっている。東証2部指数、ジャスダック平均は連日で年初来高値を更新している。
 
明日は25日線(1万9537円)が下落トレンドから再び上昇に転換する可能性が高く、「四空」スタートとなった場合は2万円超えの可能性もあろう。
日経平均の高値圏でのこう着感が強まりやすくなるなか、大幅な調整をみせていた中小型株などに仕切り直しの資金が向かいやすいだろう。
 
不安要素としてくすぶる北朝鮮情勢に大きな変化がなく、円安基調を保つようなら、売り込みにくい面もある。
市場では、「9月中間配当取りの動きや、直近の円安で輸出企業の業績改善期待もあり、支えになっている」との声が聞かれ、売り物をこなしつつ戻りを試せるかどうかが注目される。
 
日程面では、ビジネスSNS「Wantedly」の企画・開発・運営を手掛けるウォンテッドリー<3991>が東証マザーズ市場に新規上場する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
 
20094.35  ボリンジャー:+1σ(26週)
20092.93  ボリンジャー:+1σ(13週)
20031.46  均衡表雲上限(日足)
20030.24  ボリンジャー:+3σ(25日)
19944.12  均衡表雲下限(日足)
19866.13  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
19865.82  ★日経平均株価13日終値
 
19863.68  75日移動平均線
19823.91  13週移動平均線
19707.96  均衡表転換線(週足)
19702.01  ボリンジャー:+1σ(25日)
19658.16  均衡表基準線(日足)
19593.90  26週移動平均線
19564.18  均衡表転換線(日足)
19554.89  ボリンジャー:-1σ(13週)
19537.90  25日移動平均線
19536.25  6日移動平均線
19428.65  200日移動平均線
19373.78  ボリンジャー:-1σ(25日)
19285.87  ボリンジャー:-2σ(13週)
19274.82  新値三本足陰転値
19271.40  均衡表基準線(週足)
19209.67  ボリンジャー:-2σ(25日)
19093.45  ボリンジャー:-1σ(26週)
19045.55  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
これまで上値抵抗として意識されていた25日線を突破。その後は75日線が位置する直近の戻り高値水準でのこう着が続いた。ボリンジャーバンドでは+1σを突破し、同水準が下値支持線として意識される格好での底堅さがみられていた。パラボリックはSAR値を突破し、陽転シグナルを発生させている。
 
一目均衡表では基準線を突破しており、1万9940円辺りに位置している雲下限に接近している。また、遅行スパンは下方シグナルを継続させているが、実線がもち合いレンジに下がってくるところであり、週末には上方シグナルを発生させてくる可能性がある。
 
また、雲はねじれを起こすタイミングでもあり、一気に上放れてくる可能性はある。週間形状では13週線を捉えてきたほか、週足の一目均衡表では基準線を支持線としたリバウンドで転換線を捉えてきている。遅行スパンは上方シグナルを発生させるなど、直近2日間のリバウンドによってシグナルが好転してきている。
 
 【信用規制・解除】
 (13日大引け後 発表分)
■田中化研 <4080> [JQ]
東証と日証金が14日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする

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