小幅続落で始まる、北朝鮮ミサイル発射受けやや売り先行

【寄り付き概況】

15日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落して始まった。始値は前日比13円64銭安の1万9793円80銭。
前日の米長期金利の低下を嫌気した売りが銀行株や保険株に先行した。15日朝の北朝鮮によるミサイル発射への反応は限定的。下値には投資指標面での割安感に着目した買いが入っており、売り一巡後に日経平均は上げに転じた。
NYダウが3日連続で最高値を更新するなど上昇基調を継続、東京市場でも個別材料株中心に物色意欲は旺盛で、全体指数も持ち直す可能性がある。
ただ、3連休前の週末ということもあって利益確定を急ぐ動きも誘発している。

東京時間の早朝は、北朝鮮のサイル発射で109円50銭台まで急落後、109円台後半に戻している。ドル円は安値からは戻したが、「北朝鮮のミサイル発射に対する米国の出方次第では改めて緊張感が高まる可能性がある」と指摘されている。

寄り付き時点で業種別では33業種中、10業種前後が高く、値上がり上位に石油、医薬品、鉱業、空運など。値下がりで目立つのは、その他金融、銀行、保険など。
 
利益確定の動きがみられている電池関連だか、米テスラが10月に開発中の大型電気トラックを公開すると発表しており、こちらも押し目買いスタンスだろう。その他、来週には東京ゲームショウを控えていることもあり、足元軟調なゲーム関連への見直しも意識されやすいだろう。
 
225先物はソジェン・アムロ・GS・ドイツ・モルスタ・みずほ・バークレイズ・メリルが買い越し。
野村・三菱・大和・クレディ・SBIが売り越し。
TOPIX先物はJP・みずほ・ソジェン・モルスタ・クレディが買い越し。
大和・三菱・SBI・メリル・GSが売り越し。
 
テクニカル的には、国際帝石(1605)、日本粉(2001)、プラス(2424)、アスクル(2678)、クラボウ(3106)、Hamee(3134)、ウェルシア(3141)、クリエイト(3148)、サンセイランディック(3277)、トーカロ(3433)、ネクソン(3659)、AOI(3975)、日曹達(4041)、ゼオン(4205)、積水樹(4212)、みらか(4544)、住友ゴム(5110)、三ツ星べ(5192)、古河電(5801)、東プレ(5975)、牧野フ(6135)、OSG(6136)、ダイジェット(6138)、豊和工(6203)、洋エンジ(6330)、ツバキナカ(6464)、ホシザキ(6465)、日信号(6741)、マクセル(6810)、日セラ(6929)、伯東(7433)、丸文(7537)、西松屋(7545)、コロワイド(7616)、スター精(7718)、ニホンフラッシュ(7820)、ワキタ(8125)、大分銀(8392)、ハマキョウ(9037)、北ガス(9534)、メイテック(9744)、アークス(9948)、イーストン(9995)が動兆。

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