3連休明け19日の日経平均株価は大幅続伸し、2万299円(前週末比389円高)引け。円安や米国株高を好感し、全面高商状となった。
6月20日以来、約3カ月ぶりに年初来高値を更新した。株価水準は2015年8月以来2年1カ月ぶりの高値。
明日(20日)の東京株式市場は、引き続き買い意欲の強い展開となりそうだ。
日経平均が大幅続伸した後だけに目先筋の利益確定売りも予想されるが、相場の流れに変化が出ており、海外投資家の実需買いも想定されるなかで上値追い態勢が維持されそうだ。
今回は大きな窓空けで2万円を奪回しており、ケイ線上から日経平均の2万割れはしばらくなくなったと考えて良さそうだ。逆に2015年6月の高値(2万952円)を睨んだ展開が予想される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
21178.71 ボリンジャー:+3σ(26週)
20702.28 ボリンジャー:+3σ(13週)
20664.30 ボリンジャー:+2σ(26週)
20414.88 ボリンジャー:+2σ(13週)
20299.38 ★日経平均株価19日終値
20274.42 ボリンジャー:+3σ(25日)
20149.88 ボリンジャー:+1σ(26週)
20127.49 ボリンジャー:+1σ(13週)
20042.39 ボリンジャー:+2σ(25日)
19902.30 均衡表雲上限(日足)
19874.72 75日移動平均線
19867.42 6日移動平均線
19840.09 13週移動平均線
19821.89 均衡表雲下限(日足)
19810.36 ボリンジャー:+1σ(25日)
19780.15 均衡表基準線(日足)
19780.15 均衡表転換線(日足)
19780.15 均衡表転換線(週足)
19776.62 新値三本足陰転値
19635.46 26週移動平均線
19578.33 25日移動平均線
19552.70 ボリンジャー:-1σ(13週)
19453.37 200日移動平均線
一目均衡表では雲下限での攻防から、一気に雲を上放れており、遅行スパンは上方シグナルを明確に発生させている。
週間形状では13週線を上放れている。価格帯別出来高では商いが積み上がっている2万0000-2万0200円のレンジを上放れてきており、需給状況は良好。
一方で、ボリンジャーバンドでは、+3σの水準まで上昇しており、買われ過ぎから過熱感が指摘されやすい。まずは上値抵抗だった2万0000-2万0200円のレンジを支持線として固めておきたいところである。
明日の【信用規制・解除】銘柄
(19日大引け後 発表分)
■チタン <4098>
東証と日証金が20日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
