小反落スタート、米ダウ平均の下落が重荷

【寄り付き概況】

19日の日経平均株価は小反落で始まった。始値は前日比26円63銭安の3万8858円52銭。
 
昨日の米株式市場は主要指数が高安まちまちだったが、ダウ平均が下落したことが東京株式市場の株価の重しとなった。
 
また、中東情勢の緊迫度が増しており、地政学リスクの高まりが意識され、投資家心理を慎重にさせた。さらに、日経平均は昨日までの3日続伸で1,000円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りも出やすかった。
 
一方、昨日の米株式市場で、ナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京株式市場でハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、日銀金融政策決定会合や米FOMCを通過したことが東京市場で買い安心感となった。さらに、昨日の日経平均が終日底堅く推移し、寄付き安値・大引け高値のいわゆる「陽の丸坊主」となったことから、買い意欲の強さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。
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