東証グロース市場は個人投資家の個別物色などを支えに、幅広く値上がりした。
日経平均株価が午後に上げ幅を広げたのに合わせて、新興市場でもリスク許容度が増した投資家の買いの勢いが強まった。
前日は値下がり銘柄数がやや多く、リターン・リバーサル的に買いが入った。BASE、トライアルHDなど最近動意付いている銘柄に資金を突っ込む動きも見られ、短期売買の個人による運用意欲の根強さがうかがわれた。日経平均株価が朝安後に切り返すなどプライム市場の大型株が強さを見せたことも、「底入れを連想させ、個人の心理を上向かせた」といい、堅調な相場となった。
グロースCoreも反発。
東証グロース市場250指数は反発した。終値は前日比9.54ポイント(1.47%)高の659.26だった。グロース市場ではタイミーやトライアルが上昇した。一方、プレイドやINTLOOPは下落した。
値上がり銘柄数379、値下がり銘柄数192と、値上がりが優勢だった。
個別では、エコモット、ジィ・シィ企画、ビーマップ、HOUSEI、トラース・オン・プロダクトなど7銘柄がストップ高。令和アカウンティング・ホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。Aiロボティクス、アールプランナー、LAホールディングス、はてな、勤次郎など9銘柄は昨年来高値を更新。バリュークリエーション、メディア総研、Heartseed、ブッキングリゾート、POPERが買われた。
一方、ジャパンM&Aソリューション、スリー・ディー・マトリックス、タメニー、ジェイック、フォーライフが売られた。
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