売り買い拮抗、資金が新興市場にも流入

 
東証グロース市場は24日の米株高や円相場の下落を受けて日経平均株価が上昇するなか、リスク許容度を高めた個人投資家の資金が新興市場にも流入した。指数は伸び悩む場面もみられたが、大引けにかけて次第に持ち直した。
東証グロース市場250指数は反発した。終値は前日比6.15ポイント(0.92%)高の671.72だった。グロースCoreは小反落。
グロース市場ではタイミーやトライアル、テラドローンが上昇した。一方、ジーエヌアイやカバー、GENDAは下落した。
 
24日に東証グロース市場に新規上場したミライロは上場2日目となる25日の9時12分に、公開価格(270円)の2.4倍にあたる661円で初値を付けた。終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)となる初値比100円(15.12%)高の761円だった。
 
きょう東証グロース市場に新規上場したVPJは13時25分に公開価格(1430円)の2.1倍にあたる3040円で初値を付けた。終値は初値比695円(22.86%)安の2345円だった。値上がり銘柄数280、値下がり銘柄数276と、売り買いが拮抗した。
 
個別では、ミライロ、ケイファーマ、セルシードがストップ高。ペルセウスプロテオミクスは一時ストップ高と値を飛ばした。LAホールディングス、TalentX、CRI・ミドルウェア、バリューゴルフ、網屋など12銘柄は昨年来高値を更新。Def consulting、タイミー、バンク・オブ・イノベーション、シンカ、Uniposが買われた。
 
 一方、カウリス、インフォメティス、ミーク、ユナイテッド&コレクティブ、ハウテレビジョンなど6銘柄が昨年来安値を更新。シーユーシー、レナサイエンス、フォルシア、揚羽、noteが売られた。
 

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