東証グロース市場は日銀の追加利上げの時期が早まるとの観測などを背景に円相場が円高・ドル安方向に振れるなか、円高による業績のマイナス影響が小さいとみられる新興市場の内需株に買いが入りやすかった。決算内容が良好だった銘柄への買いも目立った。
東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比4.40ポイント(0.65%)高の681.46だった。グロースCoreは下落した。
グロース市場ではBASE、プレイドが上昇した。一方、トライアル、バイセルが下落した。
値上がり銘柄数285、値下がり銘柄数299と、売り買いが拮抗した。
個別では、GVA TECH、技術承継機構、シェアリングテクノロジー、ワンキャリア、カオナビなど12銘柄がストップ高。ディジタルメディアプロフェッショナル、プレイド、eWeLL、インターネットインフィニティーは一時ストップ高と値を飛ばした。Schoo、ユカリア、令和アカウンティング・ホールディングス、はてな、勤次郎など28銘柄は昨年来高値を更新。ブリーチ、エフ・コード、BASE、ブシロード、ヌーラボが買われた。
一方、グリーンモンスター、イタミアート、ミンカブ・ジ・インフォノイド、kubell、noteがストップ安。夢展望、フレアスは一時ストップ安と急落した。トライアルホールディングス、ハッチ・ワーク、ビースタイルホールディングス、ジィ・シィ企画、Institution for a Global Societyなど7銘柄は昨年来安値を更新。Hmcomm、ピクスタ、SAAFホールディングス、デジタルプラス、L is Bが売られた。
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