東証グロース市場は、最近上昇に勢いが付いている銘柄に個人の買いが集まり、指数を押し上げた。
市場では「直近に新規上場した銘柄を物色する動きが目立ち、新興市場全体に買いが波及したようだ」との声が聞かれた。
信用評価損益率は引き続き低水準で推移している。「個人投資家は元気で、活発に売買している」され、この日もグロース市場全体の売買代金は伸びた。債券利回りが上昇していることはバリュエーションの高い新興企業銘柄にとって必ずしも好材料ではないが、「動けば良いという日計りの投資家は、割高かどうかはあまり気にしないようだ」といい、金利上昇を嫌う雰囲気はなかった。
グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数は続伸した。終値は前日比5.58ポイント(0.82%)高の687.04だった。
グロース市場ではプレイドや技術承継機構が上昇した。一方、トライアルやBASEは下落した。
値上がり銘柄数323、値下がり銘柄数248と、値上がりが優勢だった。
個別ではイタミアート、ベースフードがストップ高。Will Smart、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所は一時ストップ高と値を飛ばした。Schoo、技術承継機構、はてな、シェアリングテクノロジー、ライトワークスなど17銘柄は昨年来高値を更新。カオナビ、リスキル、レントラックス、True Data、モンスターラボホールディングスが買われた。
一方、ミンカブ・ジ・インフォノイドが一時ストップ安と急落した。トライアルホールディングス、ハッチ・ワーク、Photosynth、Waqoo、アイデミーなど10銘柄は昨年来安値を更新。HOUSEI、HENNGE、くすりの窓口、Liberaware、ACSLが売られた。
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