21日の東京株式市場は、軟調な展開が続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、3万8400円-3万8800円を想定。(20日終値3万8678円04銭)
米国株は下落。ダウ平均は450ドル安の44176ドルで取引を終えた。
現地20日の米国株式が下落した動きを受け、朝方から売り先行スタートとなろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の半ば(20日は150円16-18銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の前半(同156円64-68銭)とやや円安方向にある。対ドルでの円高で、業績への影響が警戒され輸出関連銘柄を中心に弱い動きが想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比155円安の3万8555円だった。
【好材料銘柄】
■クロスキャット <2307>
今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額。
■ラサ商事 <3023>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.77%にあたる20万株(金額で2億9440万円)を上限に、2月21日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。また、今回取得した全株と保有自己株のうち40万株を3月21日付で消却する。
■フジプレアム <4237>
ペロブスカイト太陽電池の製品開発を加速。世界初のペロブスカイト太陽電池セル専用製造ラインを完成させたサウレ社製品の独占販売権を持つエイチ・アイ・エス <9603> との協業に着手。
■artience <4634>
中期経営計画における資本政策を一部見直す。LiB関連の投資予定金額を300億円→200億円へ減額。一方、新たに100億円の戦略投資枠を設定するほか、株主還元の目標を200億円以上→400億円以上に拡大。
■ティムス <4891>
急性期脳梗塞を適応症とする治験薬候補「TMS-007(JX10)」の中国における治験申請が承認された。
■エンビプロ・ホールディングス <5698>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.60%にあたる200万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月7日から8月7日まで。
■京浜急行電鉄 <9006>
シティインデックスイレブンスが20日付で大量保有報告書を提出。シティインデックスイレブンスと共同保有者の京急株式保有比率は5.11%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
【主な経済指標・スケジュール】
21(金)
【国内】
1月消費者物価指数(CPI)(8:30)
【海外】
米2月製造業購買担当者景気指数(PMI)(23:45)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
