東証グロース市場は前週末に大幅安となった日経平均株価が、3日は戻りを試す展開となったなか、新興市場の中小型株にも買いが波及した。新興株相場がこのところ下げが続いていた直後ということもあって、自律反発狙いの買いも入りやすかったようだ。
前週末の米国株式が反発したことを受けて不安心理が改善し、新興市場でも戻りを試す展開となった。ただ市場関係者は「きょうの物色は大型株が中心」と指摘。「新興株の主力に目立った材料がなかった」(国内証券)ことなどから、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)に比べグロース250の上昇率は小幅にとどまった。
東証グロース市場250指数は8営業日ぶりに反発した。終値は前週末比4.53ポイント(0.69%)高の658.30だった。グロース市場ではカバーやブッキングRが上昇し、アストロHDやドリコムは下落した。
グロース250は反発。グロースCoreは小幅続落。
値上がり銘柄数368、値下がり銘柄数209と、値上がりが優勢だった。
個別ではクリアル、海帆、ジェネレーションパス、データセクション、アディッシュなど6銘柄がストップ高。Hmcommは一時ストップ高と値を飛ばした。Aiロボティクス<247A>、Terra Drone、TENTIAL、勤次郎、サイフューズなど7銘柄は昨年来高値を更新。ジャパンワランティサポート、ブリーチ、雨風太陽、ラキール、BTMが買われた。
一方、データホライゾンがストップ安。ソラコム、ビートレンド、GMOフィナンシャルゲート、Waqoo、monoAI technologyなど8銘柄は昨年来安値を更新。ドリコム、レジル、弁護士ドットコム、アストロスケールホールディングス、noteが売られた。
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