反落スタート、米株安で売り先行

【寄り付き概況】
 

4日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比253円46銭安の3万7532円01銭。
 
前日の欧州株市場は主要国の株価が総じて高く、ドイツの主要株価指数であるDAXは約2週間ぶりに史上最高値を更新した。
 
しかし、米国株市場では取引後半に荒れ模様となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに急落した。トランプ関税による米経済への影響が警戒されるほか半導体関連への売り圧力が改めて強まっており、市場センチメントが弱気に傾いた。東京株式市場でもこれを引き継ぐ形でリスクオフの地合いを余儀なくされている。
 
米長期金利の急低下やトランプ米大統領の円安牽制ともとれる発言などを背景に、外国為替市場でドル安・円高方向に振れていることも輸出セクターを中心に逆風材料となっている。
 
東証株価指数(TOPIX)も反落している。
 
個別では、ファナックや日東電、信越化、ソニーGが下げている。一方、米政権がウクライナへの軍事支援の停止を検討していると伝わり、三菱重やIHIなどの防衛関連が上昇している。第一三共や武田も高い。

 

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