【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比14円56銭高の3万7345円74銭。
足もと買い手控えムードが強まっている。前日の欧州株市場は独DAXが3.5%安と急落したのをはじめほぼ全面安商状となった。トランプ米政権の関税政策やウクライナへの軍事的支援停止といった政策に対する懸念が欧州でも高まっている。前日は米国株市場も大乱調でNYダウは800ドルあまり下げる場面があった。
後半は下げ渋ったものの引け際に急速に売り直された。エヌビディア<NVDA>が買い戻され半導体セクターの上昇がナスダック指数を一時プラス圏に引き上げるなど浮揚効果をもたらしたが、買いは続かなかった。東京株式市場でも欧米株が波乱展開となったことを受け、様子見ムードが強い。
東証株価指数(TOPIX)は小動き。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)、アドテスト、NTTデータが高い。コナミG、リクルート、テルモが安い。
