値下がり優勢、割高感が重荷

 
東証グロース市場は午前の取引では日経平均株価の上昇を受けて新興株も堅調だったが、午後に日経平均が下げに転じると、売りに押された。
同日午後の国内債券市場で長期金利は一時1.545%に上昇(債券価格は下落)した。日銀の植田和男総裁の発言をきっかけに日銀の利上げ継続が改めて意識されたためで、高PER(株価収益率)銘柄が多い新興株市場では相対的な割高感が重荷となった。
 
グロースCoreは小幅安。
東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比1.59ポイント(0.24%)安の649.72だった。
グロース市場ではGENDAやフリーが下落した。一方、トライアルやタイミーが上昇した。
値上がり銘柄数252、値下がり銘柄数304と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、フォーライフ、エコモット、ジィ・シィ企画、バリュークリエーションがストップ高。Aiロボティクス、勤次郎、Jストリーム、POPER、MTGなど7銘柄は昨年来高値を更新。ジャパンM&Aソリューション、トライアルホールディングス、タメニー、技術承継機構、ブルーイノベーションが買われた。
 
 一方、ドリコム、ZETA、スカイマークが昨年来安値を更新。Kudan、モイ、ハウテレビジョン、GENDA、BTMが売られた。
 

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