28日の日経平均株価は3日ぶりに反発。

 
28日の日経平均株価は前日比96円06銭高の2万363円11銭、TOPIXは同11.74ポイント高の1676.17ポイントと3日ぶりに反発。
 
日経平均は現在のもち合いレンジである20200-20450円処での推移が続いている。
連日の陰線形成で戻り待ちの売り圧力が強そうだが、北朝鮮情勢を巡る緊張もあって、上値の重さは想定内であろう。
 
29日の東京株式市場は、週末、月末、9月期末が重なり、模様眺めムードが広がりそう
明日は週末要因もあってポジション調整の流れが優勢になりそうだが、明日も同様の物色に向かいやすいだろう。
投資ファンドなどが、TOPIX採用銘柄のリバランスや、日経平均株価の銘柄入れ替えに対応するための売買を行うとみられ「思惑が先行し、思わぬ方向に動く場合もあり、注意したい」との声が聞かれた。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(28日現在)
 
20813.55  ボリンジャー:+3σ(13週)
20713.90  ボリンジャー:+2σ(26週)
20591.79  ボリンジャー:+2σ(25日)
20497.44  ボリンジャー:+2σ(13週)
20397.58  新値三本足陽転値
 
20363.11  ★日経平均株価28日終値
 
20333.64  6日移動平均線
20202.58  ボリンジャー:+1σ(26週)
20193.96  ボリンジャー:+1σ(25日)
20181.34  ボリンジャー:+1σ(13週)
20134.46  均衡表転換線(日足)
19903.64  75日移動平均線
19865.23  13週移動平均線
19860.40  均衡表基準線(日足)
19860.40  均衡表転換線(週足)
19840.03  均衡表雲上限(日足)
19796.13  25日移動平均線
19691.26  26週移動平均線
19682.54  均衡表雲下限(日足)
19549.12  ボリンジャー:-1σ(13週)
19521.50  200日移動平均線
19398.30  ボリンジャー:-1σ(25日)
 
ボリンジャーバンドでは上昇する+1σに沿った形で推移しており、+1σと+2σとのレンジ内での推移。下値を固めつつ、15年6月高値(20868円)突破を意識したトレンド形成を意識しておきたいところではある。
 
【信用規制・解除】
 (28日大引け後 発表分)
■山王 <3441>
東証が29日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
■アセンテック <3565>
東証が29日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
 
■9月第3週の投資部門別売買動向
 
9月第3週(9月19-22日)の投資部門別売買動向によると、現物株は外国人投資家が9週連続売り越し、個人は2週連続売り越し、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の動きを示すともされる信託銀行は2週連続で売り越した。
 
自己・個人・外国人・信託の4主体を現物と先物で合計したより純粋な投資家動向は外国人が2週連続の買い越し、個人は2週連続売り越し、信託銀行は3週連続の売り越した。この外国人が現物・先物合計で大きく買い越した理由に関しては、「前週もそうだが、9月末の配当落ちに絡み外資系証券が海外アカウントで管理していた現物買い/先物売りという裁定ポジションを東京拠点に移すため、現物株を売り、先物を買った」との見方が出ている。
 
 
【為替】米ドル円は113円台前半付近では上値が重い。
 
28日、東京外国為替市場の米ドル円は113円前半付近では上値が重い展開となった。トランプ米政権の税制改革案や米連邦公開市場委員会(FOMC)による12月の米利上げ期待などから本日、東京時間でも米ドル円は113円前後の水準で推移が続いた。
現在、欧州時間に入ると米ドル円は112.700円付近でやや弱含む展開となっている。
 
この後は、第2四半期 米GDP【確報】(予想:年率/前期比3.0% 前回:年率/前期比3.0%)や第2四半期米PCEコアデフレーター【確報】(予想:前期比0.9% 前回:前期比0.9%)などの米経済指標の発表が予定されている。
 
テクニカル的には米ドル円は、200日移動平均線(112.060円)が下値付近に控えてり、このラインが下値サポートとなるか注目したい。

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