今週は、堅調な相場展開となった。
外部環境の落ち着きを好感しておおむね良好な地合いが継続した。
為替市場では急速に円安が進行し、日本株を下支えした。米国では税制改正に関する議論が進展し、米国株も内容を好感して上昇したことから、グローバル市場でリスク選好ムードが強まった。
ただ、日経平均は終値ベースで3週連続高となったが、先週のザラバ高値は超えておらず、実際は上値つかえを感じさせる週となった。
週間では約59円の上昇。週足では3週ぶりに陰線を形成した。
さて、来週は、弱含みか。
10日が北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日で、東京市場はその前の9日が祝日というスケジュール。そのため、週後半にかけては北朝鮮の軍事行動への警戒で上値が抑えられる可能性があるだろう。
また、選挙では、希望の党が台風の目となっている。ただ、掲げる政策に具体性はなく、相場もあまり買い材料視してはいないが、国内は世論調査で自民党の支持率が大きく低下した場合、株価にネガティブな反応が出てくる可能性もある。
来週は、ISM非製造業景況指数や製造業受注など注目度の高い指標発表があり、週末には雇用統計が控えている。地政学リスクが浮上しなければ一段の円安進行も期待できる状況で、調整があったとしても一時的で、上昇基調が崩れるような展開にはならないと考える。
■上値・下値テクニカル・ポイント(29日現在)
21041.41 ボリンジャー:+3σ(25日)
20810.56 ボリンジャー:+3σ(13週)
20712.95 ボリンジャー:+2σ(26週)
20639.68 ボリンジャー:+2σ(25日)
20495.27 ボリンジャー:+2σ(13週)
20397.58 新値三本足陽転値
20356.28 ★日経平均株価29日終値
20335.11 6日移動平均線
20301.64 均衡表転換線(日足)
20237.96 ボリンジャー:+1σ(25日)
20201.97 ボリンジャー:+1σ(26週)
20179.99 ボリンジャー:+1σ(13週)
19909.74 75日移動平均線
19864.70 13週移動平均線
19860.40 均衡表基準線(日足)
19860.40 均衡表転換線(週足)
19836.23 25日移動平均線
19835.02 均衡表雲上限(日足)
19691.00 26週移動平均線
19676.09 均衡表雲下限(日足)
19549.42 ボリンジャー:-1σ(13週)
19529.46 200日移動平均線
【信用規制・解除】
(29日大引け後 発表分)
■岡本硝子 <7746> [JQ]
東証と日証金が10月2日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
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