続落スタート、米ハイテク株安で

【寄り付き概況】
 

14日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前週末比179円44銭安の3万9010円96銭。
 
前日の米国株市場ではNYダウが反発したものの、ナスダック総合株価指数は4日続落と下値模索が続いた。
前週末10日に開示された12月の米雇用統計の内容が事前コンセンサスを大きく上回る内容であったことから、FRBの利下げペースが鈍化するとの見方がマーケット心理を冷やし、前週末はダウ、ナスダック指数ともに急落した。週明けはやや落ち着きを取り戻したものの引き続き不安定な地合いで、東京株式市場でも目先リスク回避の売りが優勢となっている。約1年2カ月ぶりの高水準に達した米長期金利の動向が注目されている。
 
日銀の早期の追加利上げを想定した円買いが強まっている。日産自やホンダなど輸出関連の一角にも売りが出ている。
東証株価指数(TOPIX)は続落で始まったあと、上昇に転じている。金利上昇が業績拡大の追い風になる銀行株などに買いが入り、指数を押し上げている。

個別では、ファストリやセブン&アイが下落している。10日に決算発表した安川電も安い。一方、良品計画やファナック、KDDIが上昇している。
 

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