「月の初日は高いのアノマリー」
週末のNY株式市場はハイテクセクター中心にS&P500とNASDAQが史上最高値を更新した。
月間ではNYダウが2.1%、S&Pが1.9%、NADAQが1.1%高。
四半期ではNYダウが4.9%、S&Pが4%、ナスダックが5.8%高。
NYダウとS&P500は8四半期連続、NASDAQは5四半期連続の上げとなった。
個人消費支出は前月比0.1%増、シカゴ購買部協会景気指数は予想外に上昇。
ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)は予想通りで着地。
トランプ大統領がケビン・ウォルシュ元FRB理事と会合。
次期FRB議長への指名の可能性について協議したと報じられたことを好感。
金融セクターも上昇。債券市場では、短中期債を中心に利回りが小幅上昇
週末の日経平均は小幅安。
週末、月末、四半期末、上半期末と末日の段重ねとなった一日。
「ポジション調整の売りが優勢。
注目すべきは小型株の強さ。
TOPIXベースの規模別指数は大型、中型が安く、小型がプラス。
新興2指数もプラスで調整は主力株中心」という声が聞こえる。
週間では約59の上昇となったが週足では3週ぶりに陰線。
週間の業種別騰落では上位が繊維、ガラス・土石、水産・農林、空運、建設など。
一方下位は、電気・ガス、海運、不動産、輸送用機器、保険など。
225先物大証夜間取引終値は日中比20円高の20360円。
25日線からのかい離は2.6%と落ち着いてきた。
松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲15.252%(前日▲14.996%)。
買い方は▲3.862%(前日▲3.947%)と買い方圧倒的有利の状態。
空売り比率は38.9%と40%割れ継続。
過去16ヶ月「月の初日は高い」というアノマリーが継続しようか。
「2日新甫は荒れる」というアノマリーもある。
朝5時半前の私鉄沿線の駅。
今まで見たこともなかった自民党の若手候補がいきなりビラ配り。
この選挙区は自民党現職が希望の党に移ったばかり。
でもすぐ登場した若手候補がいることは結構驚き。
朝方の朝活で聞いてみたら9割以上が「自民党過半数」に挙手。
投資家や業界関係者ということもあるのだろうが、マスコミの調査とは肌感覚が違った。
NYダウは23ドル高の22405ドルと3日続伸。
NASDAQは42ポイント高の6495ポイントと4日続伸し過去最高値更新。
S&P500は9ポイント高の2519ポイントと4日続伸し過去最高値更新。
ダウ輸送株指数は27ポイント高の9915ポイント。
3市場の売買高は60億株。
CME円建ては大証比10円高の20350円。
ドル建ては大証比45ポイント高の20385ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比20円高の20360円。
ドル円は112.49円。
10年国債利回りは2.326%。
非公式外資系5社動向は売り500万株、買い400万株。
金額ベースは20億円の買い越し(3日連続)。
売りは精密・銀行・化学・鉄鋼セクターなど。
買いは情報通信・陸運セクターなど。
売買交錯はサービスセクターなど。
日銀短観は大企業製造業DIはプラス22と市場予想のプラス18を上回って着地。
前回がプラス17だったから4期連続の改善となった。
3カ月後の先行きについては、大企業・製造業がプラス19と一段と改善する見通し。
市場予想の中央値はプラス16だった。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
PXB(6190)・・・動兆
フェニックスバイオに注目する。
同社はマウスを使った薬効試験受託が中核。
製薬会社、大学での共同研究向けにも供給。
米国でのマウス生産体制は前期の年間1000匹から倍増計画。
本社は広島。
(兜町カタリスト櫻井)
