【寄り付き概況】
2日の日経平均株価は前週末比44円23銭高の2万400円51銭で寄り付いた。
前週末の米国株高や円弱含みを受けて買いが先行し、シカゴ日経平均先物・円建て清算値2万350円(大阪取引所終値比10円安)を上回る水準となっている。
外国為替市場で円相場が対ドルで下落基調にあることを好感した買いも入った。
東京市場では希望の党を巡る動向から選挙情勢が不透明で足もと模様眺め感も強く、目先は利益確定の売りが上値を押さえる可能性もありそうだ。
日銀がきょう午前8時50分に発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス22と市場予想のプラス18を上回ったが、直後の為替市場での反応は鈍かった。
寄り付き時点で業種別では33業種中、24業種前後が高く、値上がり上位に金属製品、紙パルプ、電力ガス、ガラス土石、その他製品など。
個別では、三菱ケミHDや東エレク、任天堂などが上昇している。日産自が大きく売られ、日本郵政、リクルートHDは軟調となっている。
ハウス食品グループ本社が急伸、一時235円高の3580円まで買われ9月15日の上場来高値3545円を更新している。みずほ証券は9月29日付で投資判断を「中立」から「買い」、目標株価は2720円から3940円に引き上げた。
医学生理学賞を皮切りにノーベル賞受賞者が発表される。医学生理学では、免疫やゲノム編集の分野で本庶佑京都大特別教授が有力視されている。バイオ関連への物色が強まる可能性がありそうだ。
225先物はアムロ・三菱・シティ・東海東京・GS・バークレイズが買い越し。
みずほ・野村・JP・日興・パリバ・メリル・カブコムが売り越し。
TOPIX先物は大和・モルスタ・アムロ・JPが買い越し。
ドイツ・ソジェン・クレディ・野村・メリルが売り越し。
外資系等は、セブンアイ(3382)、ドンキ(7532)、ユニーファミマ(8028)、丸井(2320)、ニトリ(9843)、ファーストリテ(9983)、ハウス食(2810)、OLC(4661)、シスメックス(6869)、JCRファーマ(4552)に注目。
テクニカル的には、関電工(1942)、JACR(2124)、M&A(2127)、デジア(2326)、ツクイ(2398)、ファンコミ(2461)、WDB(2475)、Vコマ(2491)、ハニーズ(2792)、日コークス(3315)、スシロー(3563)、ショーケース(3909)、LINE(3938)、四国化(4099)、EPS(4282)、NRI(4307)、OLC(4661)、ダスキン(4664)、大塚商(4768)、フルキャスト(4848)、ミルボン(4919)、メック(4971)、タカラバ(4974)、JCU(4975)、住電工(5802)、OSJ(5912)、タクマ(6013)、テクノプロ(6028)、Jマテ(6055)、エスクローAJ(6093)、東芝機械(6104)、渋谷工(6340)、加藤製作(6390)、ユーシン(6482)、アルバック(6728)、アクセル(6730)、共和電(6853)、日CMK(6958)、KOA(6999)、名村造(7014)、理計器(7734)、キャノン電(7739)、西華産(8061)、ロイヤル(8179)、AOKI((8214)、ケーズ(8282)、PALTAC(8283)、ジャックス(8584)、ゼンリン(9474)、EFON(9514)、アイネット(9600)、元気寿司(9828)、モリト(9837)が動兆。
