【寄り付き概況】
27日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比195円76銭高の4万0127円74銭。
前週末の米国株市場では半導体関連株に売りが出たほか景気敏感株にも利益確定の動きが出て、NYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が軟調な値動きとなった。ただ、欧米と比較して相対的に出遅れが目立つ東京市場は足もと先物主導で上値指向を強めている。
前週行われた日銀金融政策決定会合での追加利上げについては事前に織り込みが進んでいたが、今週行われるECB理事会やFOMCの内容を見極めたいとの思惑が買い一巡後の上値を重くするかどうかが注目されるだろう。
週明け27日午前は155円台半ばの水準で推移しており、東京市場ではトヨタやホンダなどの自動車株の一角が買われている。
東証株価指数(TOPIX)も反発している。
個別では、ファストリやリクルートが上昇しているほか、第一三共や中外薬が高い。一方、東エレクやアドテストなどの半導体関連の一角が売られ、フジクラや古河電も安い。
