逆手に取って

 
「逆手に取って」
 
日経平均は16カ月連勝となった月の初日。
昨年7月1日からの月初株高の値幅合計は2014.32円。
円だ。昨年6月末から10月2日までの日経平均の上昇幅は4824.86円。
4割近くは初日の上げだったことになるからスゴイ。
大和のレポートでは「ここ一年間の日経平均は月初や第二営業日が一旦天井になりやすい」との指摘。
その意味では3日目の水曜日は重要だ。
昨日も10時45分までは眠ったような展開。
しかしそこから大引けまでは買いモード。
時間的には早起き欧州筋が暴れたという見方もできなくはない。
興味深いのはJPモルガンのレポート「株は年末高の可能性」。
買い手はグローバルマクロやアクティブ型のファンド。
あるいはロング・ショートのヘッジファンド。
グローバルマクロファンドは年初からの運用成績がプラス1.5%程度。
S&P500の13%、NYダウの14%、FTSEの4%、日経平均が6%。
全く勝てていない状況だからパフォーマンスの向上狙いの買い期待という指摘。
ロング・ショートも年初来9.9%と悪くはないがMSCIオールカントリー・ワールド指数は16.5%。
負けているファンドの年末にかけての足掻きは来月まで続くのかも知れない。
ソジェンは「年末まで日本株買い」のレポート。
米S&P500の今年末は2450、2018年末は2500で頭打ち。
NY株の上値は限定的だから日本株買いという戦略だという。
しかし・・・。
日経平均の目標は年末19800円、18年末21200円。
志が低すぎるのもいかがなものだろう。
AIも想像できないような相場が来れば、AIはしばらく人間には勝てない。
アルゴも同様だろう。
一時的意味プ-状態のアルゴを逆手に取った投資戦略が奏功するかも知れない。
 
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《兜町ポエム》
 
「株の宿」
 
2万の株価は二度目の正直
ハイテク成長株の芽を摘んで
もう1万いかがなんて
妙に色っぽいね
 
相場はしばらく高値を追って
株価のボードはまっ赤っ赤
ああ風流だなんて
一つ利食いでもひねって
 
塩漬けの玉をすっかり消して
利食い玉の塊いい香り
ゴールデンクロスだったっけ
久しぶりだね
夢見るなんて
 
儲けにすっかり酔っちまって
株の値動きにうっとり
もう買い過ぎちまって
バブルを怖れる気にもなれないみたい

(櫻井)。

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