日経ジャスダック平均株価は続落した。
終値は前日比16円51銭安の3601円48銭だった。投資資金を確保するため、個人投資家が既上場の銘柄を売却したことが相場の重荷になった
電気自動車(EV)関連銘柄などには買いが入り、下値は限定的だった。
日経ジャスダック平均など株価指数は年初来高値圏に位置しており、「個人には投資余力が十分ある」(大手証券)とみられる。
ジャスダック市場の売買代金は概算で897億円、売買高は1億4603万株だった。
値上がり銘柄数は233、値下がり銘柄数は418となった。
個別では、ディーエムソリューションズ、壽屋が年初来安値を更新。エスプール、アルファ、メディシノバ・インク、新都ホールディングス、トミタ電機が売られた。
一方、日本サード・パーティ、は、LINE<3938>が提供する法人向けカスタマーサポートサービス「LINE カスタマーコネクト」の問い合わせ自動回答AI(人工知能)エンジンとして、「IBM Watson 日本語版」を活用した「Third AIコンタクトセンターソリューション」をソフトバンクと共同で販売すると発表し、関心を集めストップ高。
また、大木ヘルスケアホールディングス、大阪油化工業、オーネックス、栄電子など7銘柄がストップ高。地域新聞社は一時ストップ高と値を飛ばした。
常磐開発、滝沢ハム、銚子丸など23銘柄は年初来高値を更新。KYCOMホールディングス、アイエックス・ナレッジ、靜甲、大井電気、ユビキタスが買われた。
この日ジャスダック市場にIPOした大阪油化(4124)は公募・売り出し価格(公開価格、1860円)を66.7%上回る3100円の初値を付けた後、制ストップ高となる3800円で終えた。
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