値下がり優勢、投資家心理が上向く

 
東証グロース市場は前日の米株式市場でナスダック総合株価指数が2万の大台を突破し投資家心理が上向く中、新興企業市場も買いが優勢になった。
12日の日経平均株価が大幅高となるなか、リスク許容度の改善した投資家の資金が新興株市場にも流入し、主力銘柄を中心に堅調に推移した。
最近の株価上昇で「信用取引の評価損益率も改善し、個人の運用意欲は旺盛になっている」とされる。ただ、買いが特定銘柄に集中した上、前場終盤以降は利益確定売りに押されて値を消す銘柄も見られ、グロース市場全体では値下がり銘柄数が値上がりの数を上回った。
グロース250も後場は上げ幅を縮めた。
東証グロース市場250指数は3日ぶりに反発した。終値は前日比3.06ポイント(0.48%)高の641.64だった。グロースCoreは反発した。
 
グロース市場ではGENDAやカバー、インテグラルが上昇し、トライアルやジーエヌアイ、ライフネットが下落した。
値上がり銘柄数252、値下がり銘柄数306と、値下がりが優勢だった。
 
12日に東証グロース市場に新規上場したユカリアは公開価格(1060円)を85円(8.01%)下回る975円で初値をつけた。寄り付き直後は939円まで売られたが、その後は初値を上回る場面も目立った。終値は981円で初値を上回り、きょうの高値で引けた。
 
個別では、GreenBee、シルバーエッグ・テクノロジーがストップ高。ソフトフロントホールディングス、LAホールディングス、シェアリングテクノロジー、バンク・オブ・イノベーション、True Dataなど10銘柄は年初来高値を更新。フルッタフルッタ、pluszero、カイオム・バイオサイエンス、GENDA、Waqooが買われた。
 
 一方、Will Smart、ライスカレー、Terra Drone、TMH、サンクゼールなど22銘柄が年初来安値を更新。ジィ・シィ企画、クックビズ、ペルセウスプロテオミクス、アウトルックコンサルティング、モイが売られた。
 

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