【寄り付き概況】
19日の日経平均株価は大幅続落で始まった。始値は前日比559円44銭安の3万8522円27銭。
前日の米国株市場では取引後半に波乱展開となり、NYダウが1000ドルを超える急落。更にナスダック総合株価指数の下げも700ポイントを超え、下落率はダウを大きく上回った。注目されたFOMCの結果は市場の事前予想通り、FRBが0.25%の政策金利引き下げを決めたが、来年の利下げについては年4回から年2回に半減する見通しが示された。また、パウエルFRB議長の記者会見でも今後の利下げに慎重な姿勢がみられたことも狼狽売りを誘った。
加えてNYダウは1974年以来となる約50年ぶりの10日続落を記録、これを受けて東京株式市場でも寄り付きからリスクオフ一色に染まる状況となっている。
18日夕に決算を発表した半導体メモリー大手の米マイクロン・テクノロジーが時間外取引で急落していることから、東京市場でも東エレクなど半導体関連株が売られて相場を下押ししている。
東証株価指数(TOPIX)も続落している。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やTDKが下落している。一方、第一三共や日本郵船、川崎汽が上昇している。
