【寄り付き概況】
24日の日経平均株価は大幅に続伸して始まった。始値は前週末に比べ447円45銭高の3万8171円36銭。
前日の欧米株市場が総じて強い動きを示しており、東京株式市場でも足もと強気優勢の地合いが続いている。
米国では前週17~18日に行われたFOMCでFRBが0.5%の大幅利下げを決めたことが引き続き好感されており、東京株式市場でもリスク許容度の高まった外国人投資家の買いなどが全体株価に浮揚力を与えている。
日銀は20日の金融政策決定会合で0.25%程度の政策金利を据え置くと決めた。植田和男総裁がその後の記者会見で、政策判断には「時間的な余裕」があるとの認識を示したことなどを受け、早期の追加利上げを巡る思惑が後退し、円売り・ドル買いが優勢となった。円の上昇圧力が和らいだとの見方から、トヨタなどの輸出関連株にも買いが先行している。
一方、直近日経平均は3連騰でこの間に1500円あまり水準を切り上げていることで目先買い疲れ感もあるほか、今週末に自民党総裁選の投開票を控えていることで、この結果を見極めたいとの思惑から買い一巡後は不安定な値動きとなるケースも考えられるだろう。
東証株価指数(TOPIX)も続伸している。
個別では、アドテストやマツダが上昇している。一方、第一三共やエーザイ、ニトリHDが下落している。
