[概況]
ドルは欧州市場まで110円台後半で推移していたが、英国の政策金利が据え置きとなり、利上げ賛成票が前回の3票から2票に減った事や、インフレ報告で成長や賃金見通しが引き下げられた為にポンドは売られて1円以上も急落し、連れてドルやユーロも値下がりした。
そしてNY市場で発表された経済指標はマチマチだったが、7月ISM非製造業景況指数の予想を下回る結果に反応するカタチでドルは売られ、110円を割り込む急落となった。
其の後NY株式市場の上昇に110円台を回復する場面もあったが、終盤にトランプ大統領のロシア疑惑を捜査している特別検察官が大陪審を招集したとの報道に再びドルは売られて110円を割れ、当日安値109.850円まで下落した。
最後は大台を回復して前日比-73.5銭の110.015円で引け、他の主要通貨も対円では値下がりしたが、ユーロ/ドルは上昇し、ドルやポンドが売られる中で、ユーロは対ドルではまだ上値を目指す流れが続いていると思われる
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