東証グロース市場は、日経平均株価が1200円超の急伸となるなど株式相場全体の大幅な上昇で投資家心理が強気に傾き、新興銘柄にも買いが波及した。バイオ銘柄の一角に買いが入るなど、歴史的な下げを記録した値頃感から幅広い銘柄に物色が広がった。
市場では「為替変動リスクの影響が限られる内需株の多い新興銘柄に物色が向かっているようだ」との見方があった。
グロース250とグロースCoreは上昇。東証グロース市場250指数は大幅に5日続伸した。終値は前週末比20.14ポイント(3.59%)高の581.92だった。
グロース市場ではカバーやセルシードが上昇した。一方、タイミーやウェルスナビは下落した。
値上がり銘柄数482、値下がり銘柄数97と、値上がりが優勢だった。
個別では、Chordia Therapeutics、PRISM BioLab、キャンバス、ノイルイミューン・バイオテック、オープンワークなど8銘柄がストップ高。Veritas In Silico、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは一時ストップ高と値を飛ばした。アンビション DX ホールディングス、日本情報クリエイト、ボードルアは年初来高値を更新。WDBココ、アルファポリス、ニューラルグループ、モダリス、アイビスが買われた。
一方、rakumoが一時ストップ安と急落した。ヤプリ、HENNGE、ブルーイノベーション、サイバー・バズは年初来安値を更新。スポーツフィールド、CS-C、メディアシーク、豆蔵デジタルホールディングス、ビープラッツが売られた。
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