【寄り付き概況】
19日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前週末に比べ198円91銭安の3万7863円76銭。
前週末の米国株市場では景気敏感株やハイテク系グロース株などに根強い買いが続き、NYダウは4日続伸、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながら7連騰と上値指向を継続しているが、いずれも上げ幅は限定的で朝方はマイナス圏で推移する場面もあった。
目先スピード調整の売り圧力が表面化しており、米国株市場以上に急ピッチの上昇をみせている東京株式市場も、週明けは目先利益確定売りが優勢となっている。
外国為替市場で目先ドル安・円高に振れていることもハイテク株中心に買い手控え要因となりやすいだろう。
日経平均は前週末に1300円超高と大幅に上げ、7月11日の最高値から8月5日に付けた年初来安値までの下げ幅の「半値戻し」を達成していたこともあって、戻り待ちの売りが出やすい。
東証株価指数(TOPIX)も反落している。
個別では、日野自や富士通、メルカリが下落している。一方、住友ファーマやヤマハ、キッコマンが上昇している。
