【寄り付き概況】
20日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比459円23銭高の3万7847円85銭。
前日の欧州株市場がほぼ全面高商状に買われ、独DAXは10連騰を記録した。米国株市場でも主力ハイテク株をはじめ買い意欲が旺盛で、ナスダック総合株価指数が8連騰を記録するなど上値指向が強い。
米景気の先行きに対する過度な懸念が後退するなか、FRBによる9月利下げを織り込む形でリスク選好の地合いが続いており、東京株式市場でも欧米株高を引き継いで買いが先行している。
外国為替市場の動向は気になるものの、前日に日経平均株価は大きく水準を切り下げたことで、値ごろ感から投資資金が流入しやすい状況にある。一方、上値では戻り売りが意識され、買い一巡後は不安定な地合いとなる可能性もあるだろう。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、pアドテストやレーザーテクが高い。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、トヨタが上昇した。一方、セブン&アイが大幅安。中外薬や味の素が下落した。
