東証グロース市場は反発。前日は上げ一服となったものの、新興市場の主力銘柄に買いが入り、5日の大幅下落以降は回復基調が続いている。21日の米株高を受けて22日の東京株式市場で大型株が堅調に推移する中、個人の投資家心理が強気に傾いて新興市場でも時価総額の大きい主力株などを中心に買いが優勢となった。
グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数も反発した。終値は前日比8.45ポイント(1.34%)高の639.19だった。
市場関係者は「相場をけん引する銘柄が出てきた」とし、主力銘柄に加え大型の新規上場銘柄が活気をもたらしていると分析した。また、東証が上場企業数を重視しない方針を示したことで、「優良な企業が残るとの連想が新興市場の下支えにつながっている」との見方も示した。
グロース市場ではトライアルやGENDAが上昇した。一方、ジーエヌアイやエニマインドは下落した。
値上がり銘柄数283、値下がり銘柄数271と、売り買いが拮抗した。
個別では、SBIレオスひふみ、Will Smart、プレシジョン・システム・サイエンスがストップ高。シェアリングテクノロジー、HOUSEIは一時ストップ高と値を飛ばした。タイミー、ペイクラウドホールディングス、ヘリオス、ステラファーマ、レントラックスなど12銘柄は年初来高値を更新。データセクション、ビリングシステム、セルシード、ネットスターズ、GENDAが買われた。
一方、オプロ、Birdmanが年初来安値を更新。ペルセウスプロテオミクス、PostPrime、レジル、yutori、PRISM BioLabが売られた。
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