【寄り付き概況】
23日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比67円17銭高の3万8278円18銭。
前日の米株式市場は、NYダウは177ドル安と反落。今晩予定されているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前に持ち高調整の売りが優勢となった。米国株が下落したが、東京株式市場では下値に買いが入り底堅く、日経平均株価は上昇して始まった。
また、為替は1ドル=146円20銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
ただ、日本株の上値を追う雰囲気は乏しい。23日は日銀の植田和男総裁が衆参両院の閉会中審査に出席し、利上げや市場の動向について説明する見通しだ。市場では「植田総裁の発言次第で、きょうは相場が大きく動く可能性があり、積極的な運用リスクを取りにくい」との見方があった
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、ファストリや中外薬、リクルートが上昇している。一方、アドテストや東エレク、レーザーテクが下落している。
