「皮算用」
8月9日はパリバショック10周年。
サブプライムローン問題の深刻さをFRBが察知できず1年後の9月12日のリーマン・ショックへと繋がった。
パリバショックは金融セクターの一部の限られた問題ではなく世界金融危機の端緒。
理路整然を専門家たちが間違えた例の一つとなった。
今のNYは過去最高値水準。
FRBの動きに関しては「利上げと利下げを繰り返した90年代に似通っている」なんて指摘もある。
日本では景気拡大「いざなぎ越え視野」の世界。
9月まで景気拡大が続けば、1965年11月→1970年7月の57ヶ月を抜いて戦後2番目の長さになるという。
その先は2002年1月→2008年2月の73ヶ月。
景気の数字と肌感覚はいつの時代も違和感というのが正直なところ。
リーマン・ショック後の2009年以降の8月のパフォーマンスは2.9%安で最下位。
東証再開の1949年以降では9月が0.7%安で最下位。
めぐり合わせは良くない。
そうなると便りたくなるのは日銀のETF買いとGPIFの日本株買い。
日銀は3日にETF購入額を733億円に増加。
昨年12月の742億円以来の高水準。
残り5ヶ月での買い入れは2兆6073億円。
設備投資・人材ETF購入分が1248億円とするとノルマは2兆4825億円。
5ヶ月での消化なら毎月のノルマは4965億円と計算できる。
そしてGPIF。
株価の上昇で運用資産153兆円に占める国内株式は6月末時点で24.41%。
基本ポートフォリオの25%にほぼ達した。
しかし乖離許容幅は9%なので理論上は34%までの積み上げは可能。
そうすると14兆円程度は購入可能となる。
こういうのを皮算用というのだろう。
朝のロイター報道。
何か物騒な世界になってきた印象。
↓
北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)は9日、同国が中長距離弾道ミサイル「火星12」を
米領グアム周辺に向けて発射する作戦を「慎重に検討」していると伝えた。
KCNAによると、朝鮮人民軍の報道官は、金正恩朝鮮労働党委員長が命令を下せば
直ちに攻撃計画が「複数回にわたり連続的に実行される」と述べた。
「朝鮮人民軍戦略軍はグアム周辺地域を中長距離弾道ミサイル火星12で包囲射撃する作戦計画を
慎重に検討している」と言明。
グアムにあるアンダーセン空軍基地など主要な米軍基地に対する抑止力を確保する狙いがあるという。
報道官は、作戦計画は近く最高司令部に報告されるとした。
また、別の軍報道官は、米国が「予防戦争」を計画していると批判し、
実行に移す動きがあれば「米本土を含む敵の要塞を一掃する全面戦争」で対抗すると威嚇。
軍事行動を回避するために米国は北朝鮮に対する「無分別な軍事的挑発」をやめるべきだと主張した。
トランプ米大統領はこの数時間前、北朝鮮が米国をこれ以上脅かせば
「世界がこれまで目にしたことのないような炎と怒りに直面することになる」と発言していた。
あるメルマガの冒頭。
投資家さんの夢に登場しているとは思わなかった。
どんな意味があるのだろうか。
↓
おはようございます。
昨夜の夢は、櫻井英明さんが登場。
櫻井さんがよくあるドラマのような、
タクシー運転手であり、ルポライターであり、
探偵のような設定で、芸者にもなります。
何かの事件を調べているのですが、
海やら山やら森だとかいろいろ移動しました・・・
(櫻井)。
