【寄り付き概況】
12日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比555円16銭安の4万1668円86銭。
前日の米株式市場は、NYダウは32ドル高と小幅に続伸したが、半導体関連株などハイテク株は売られナスダック指数が急落した。これを受け、前日まで連日で最高値を更新していた日経平均株価も大幅安でスタートした。
12日の外国為替市場で円相場は1ドル=158円台前半と前日夕時点に比べ円高・ドル安で推移している。11日のニューヨーク外国為替市場では一時、157円台半ばと3週間ぶりの水準に上昇した。11日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)の伸び率は市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げを実施するとの見方から日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが入った。
市場では日本政府・日銀が為替介入を実施したとの観測もあり、トヨタなど輸出関連株も安い。
12日に算出を迎えた株価指数オプション7月物の特別清算指数(SQ)値は、QUICK試算で4万1531円26銭だった。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
個別では、ファストリやセブン&アイ、太陽誘電が下落している。一方、ニトリHDや関西電、丸井Gが上昇している。
