反発スタート、米株高を受け

【寄り付き概況】

 

29日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前週末比471円71銭高の3万8139円12銭。
 
前週末の欧州株市場が全面高に買われたほか、米国株市場でもNYダウが一時800ドル超の急伸をみせるなど足もとで世界的なリバウンド局面に入っており、東京市場もそれに追随してリスク選好の地合い。日経平均は前週末まで8日続落と下値模索の動きが続いていただけに、足もとでその反動が顕在化している。
 
今週は30~31日の日程で日米の中央銀行による金融政策決定会合を控え、外国為替市場では円高に対する警戒感は拭えないものの、目先は半導体などハイテク株にも空売り筋の買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが活発化している。
 
米国のインフレ鈍化の傾向が続き、FRBが9月にも利下げに踏み切るとの見方が支えとなり、26日の米株式市場では主要3指数に加え、主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も1.95%高となった。きょうの東京株式市場でもこのところ下げが目立っていた東エレクなど値がさの半導体関連の一角に買いが入り、相場全体を押し上げている。
 
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
 
個別では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株が高い。アドテストやディスコ、レーザーテクも上昇した。東京海上やトヨタも買われた。一方、エーザイや日立建機が大幅安。スクリンも下落した。
 
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