軟調展開か

8月1日の東京株式市場は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万8600円-3万9000円を想定。(7月31日終値3万9101円82銭)
米国株は上昇。ダウ平均は99ドル高の40842ドルで取引を終えた。FOMCでは大方の予想通り、政策金利は据え置かれた。
現地31日の米国株式は上昇したものの、為替相場は、ドル・円が1ドル=150円前後(31日は150円90-92銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同163円23-27銭)と、きのう31日に続き、円高方向に振れている。
 
急速な円高に対する警戒感が台頭し、輸出関連株には重しとなりそう。一方で、24年4-6月期決算の発表が本格化し、好業績銘柄を狙った個別株物色も活発化するとみられる。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所清算値比575円安の3万8655円だった。
 
 
【好材料銘柄】  

■弘電社 <1948>
上期経常を一転黒字に上方修正。

■システナ <2317>
今期経常を一転11%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ。

■セリア <2782>
4-6月期(1Q)経常は25%増益で着地。

■ベガコーポレーション <3542>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。

■ペイクラウドホールディングス <4015>
株主優待制度を新設。毎年8月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて5000~1万円のデジタルギフトを贈呈する。電子マネー「独自 Pay」サービスを導入する企業が発行するデジタルギフトの中から1種類を選択。

■日本化薬 <4272>
上期経常を一転24%増益に上方修正、通期も増額。

■日華化学 <4463>
今期経常を37%上方修正・2期ぶり最高益、配当も16円増額。

■住友ファーマ <4506>
4-6月期(1Q)最終は黒字浮上・通期計画を超過。

■サンバイオ <4592>
ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」について、外傷性脳損傷に伴う慢性期の運動麻痺の改善治療薬として、条件及び期限付き製造販売承認を取得。

■ヤスハラケミカル <4957>
4-6月期(1Q)営業は黒字浮上で着地。

■鶴弥 <5386>
4-6月期(1Q)経常は6.9倍増益・上期計画を超過。

■虹技 <5603>
今期経常を一転9%増益に上方修正、配当も5円増額。

■湖北工業 <6524>
上期経常を一転26%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ。また、光アクセスシステムの分岐数拡大や低消費電力化へ向け、単結晶状PLZT薄膜による超高速光変調器を開発。

■アドバンテスト <6857>
今期最終を57%上方修正、未定だった上期配当は19円実施、実質増配。

 
【主な経済指標・スケジュール】
 
1(木)
【国内】
7月新車販売台数(14:00)
7月軽自動車販売台数(14:00)
《決算発表》
トヨタ、三菱UFJ、三菱商、三井物、HOYA、丸紅、大塚HD、日本製鉄、アステラス薬、京セラ、大和証G、住友電、協和キリン、コナミG、JR西日本、三菱ケミG、大塚商、AGC、MonotaRO、ヒロセ電、ヤマトHD

【海外】
中国7月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)(10:45)
米7月ISM製造業景況指数(23:00)
《米決算発表》
アップル、アマゾン・ドットコム、インテル、ブッキング・ホールディングス、バイオジェン、モデルナ、シグナ、インターコンチネンタル取引所、ハーシー、ラボラトリーコープ、エンタジードミニオン・エナジー、ピクナルウェストキャピタル、エクセル・エナジー、エアープロダクツ、カミンズ、コノコ・フィリップス、リジェネロン・ファーマシューティカルズ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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