東証グロース市場は、新型コロナウイルス禍の2020年3月以来、約4年4カ月ぶりの安値をつけた。下落率は20年3月9日以来の大きさだった。朝方から売りが膨らんでいたが、後場にかけて日経平均株価が一時2200円超に下げ幅を広げるなかで、投資家心理が急速に悪化し、新興株市場でも個人投資家の手じまい売りが出やすかった。
グロース250とグロースCoreはともに大幅安。
2日の東証グロース市場250指数は大幅に続落した。終値は前日比46.96ポイント(7.53%)安の576.29だった。
東証グロース250指数先物の中心限月である9月物は、午後に下落幅が値幅制限に達したことで取引を一時中断する「サーキットブレーカー」を発動した。
グロース市場ではトライアルやタイミー、GENDAが下落した。一方、セルシードは上昇した。
東証グロース市場は値上がり銘柄数10、値下がり銘柄数579と、値下がりが優勢だった。
個別では、ビリングシステム、Amaziaが年初来高値を更新。セルシード、Chordia Therapeutics、イーエムネットジャパン、サクシード、プログリットが買われた。
一方、ユニフォームネクストが一時ストップ安と急落した。Veritas In Silico、VRAIN Solution、Cocolive、Lib Work、イシンなど200銘柄は年初来安値を更新。スパイダープラス、ELEMENTS、シンカ、イタミアート、TDSEが売られた。
目次
