Market Data
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【日経平均】
35909円70銭(▲2216円63銭=5.81%)
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【TOPIX】
2537.60(▲166.09=6.14%)
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【グロース250】
576.29(▲46.96=7.53%)
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【プライム売買高】29億7030万株(△3億9857万株)
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【売買代金】6兆6430億円(△5598億円)
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【値上がり銘柄数】14(前日:97)
【値下がり銘柄数】1626(前日:1541)
【新高値銘柄数】3(前日:40)
【新安値銘柄数】393(前日:134)
【25日騰落レシオ】82.15(前日:90.05)
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■本日のポイント
1.日経平均は2216円安と続急落、下落幅は歴代2位の水準
2.米7月ISM製造業景況指数が予想下回り景気後退懸念が浮上
3.NYダウ安などを嫌気し売りが膨らみ、3万6000円台を割る
4.東エレクやアドテスト、ディスコといった半導体関連株が急落
5.三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどの銀行株も売られる
今週は、大幅安となった。日経平均は週初の7月29日は9日ぶりに反発して800円を超える上昇。30日は一時300円以上下落しながらもプラスで終えた。31日は日銀金融政策決定会合で追加利上げが決定されたが、当日の日経観測でこれを事前に織り込んで売りをこなし、日銀の決定を受けた後場にはプラス転換から上げ幅を拡大。半導体株の急伸もあり、500円を超える上昇となった。
ただ、日銀会合後の植田総裁会見はタカ派色が強いと受け止められ、同じ日のFOMC後のパウエルFRB議長の会見はハト派寄りと受け止められた。
為替市場では円高・ドル安が急速に進行。8月1日は米株高を好感できず、全面安で900円を超える下落となった。さらに、米国で景気後退懸念が高まったことから、翌2日も全面安となって2216円安。8月に入ってからの2営業日で大きく水準を切り下げた。
日経平均は週間では約1757円の下落。週足では3週連続で陰線を形成しており、この3週とも4桁の下落となった。
来週は、上値の重い展開か。
今週、日銀金融政策決定会合とFOMCを消化して、日米の金融政策のスタンスの違いが鮮明になった。ドル円が大きく円高に振れ、それに対して日本株が神経質に反応してしまったことから、為替に対する警戒がくすぶり続けると思われる。引き続き決算発表が多く、ソフトバンクG(7日予定)や東京エレクトロン(8日予定)などの決算が中でも注目を集める。個別では業績を吟味して再評価される銘柄も多く出てくるだろう。ただ、東京市場は次の週の月曜12日が休場。マーケットが不安定になっている時は、市場の空白は警戒される。指数に関しては、まだ弱材料に敏感な地合いが続くと予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(2日現在)
39835.35 25日移動平均線
39154.85 新値三本足陽転値
39153.46 均衡表転換線(週足)
39153.46 均衡表基準線(日足)
39140.70 均衡表基準線(週足)
38962.60 75日移動平均線
38899.07 26週移動平均線
38890.19 13週移動平均線
38786.12 均衡表雲上限(日足)
38366.95 ボリンジャー:-1σ(25日)
38260.85 均衡表雲下限(日足)
37966.64 6日移動平均線
37904.02 均衡表転換線(日足)
37665.55 ボリンジャー:-1σ(26週)
37576.92 ボリンジャー:-1σ(13週)
36898.55 ボリンジャー:-2σ(25日)
36858.45 200日移動平均線
36432.02 ボリンジャー:-2σ(26週)
36263.64 ボリンジャー:-2σ(13週)
35909.70 ★日経平均株価2日終値
35430.15 ボリンジャー:-3σ(25日)
35198.49 ボリンジャー:-3σ(26週)
34950.37 ボリンジャー:-3σ(13週)
34394.31 均衡表雲上限(週足)
31960.09 均衡表雲下限(週足)
ローソク足は75日移動平均線を一気に下放れ、マドを空けて大陰線で終了。終値は節目の36000円や52週線(35951.84円)を下回った。一目均衡表では昨日の三役逆転の示唆通りに売り手主導が鮮明になり、終値は雲下限を下放れた。基準線と転換線がともに下降し、遅行線は株価下落と応当日株価上昇で弱気シグナルを増大し、地合いの急速な悪化を裏付けた。25日線との下方乖離率は9.85%と売られ過ぎの5%を大幅に超過。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)も82.14%と強いリバウンド圧力を示唆する80%付近まで低下しており、急落後の反動高が期待される。
