東証グロース市場は大幅に3日続落し、連日の安値更新。500ポイントも割り込んだ。米国株安、為替の円高などを受けたパニック売りが継続。投資家心理の悪化もあり、グロース市場には投げ売りが出ている。グロース250、グロースCoreはともに急落。
東証グロース市場250指数は大幅に3日続落した。終値は前週末比91.27ポイント(15.84%)安の485.02と、前週末の2日に続き、連日で年初来安値を更新した。2013年1月18日(484.12)以来、およそ11年6カ月ぶりの安値となる。円急伸などを背景に日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)が前週に続き急落するなか、個人投資家の心理が急激に悪化して新興株の売りも出やすかった。
グロース市場ではジーエヌアイやウェルスナビ、トライアルが下落した。一方、クラウドWは上昇した。
東証グロース250指数先物は、値幅制限に達したことで取引を一時中断する「サーキットブレーカー」が13時すぎに再び発動した。朝方にも大幅下落を受けて、サーキットブレーカーが発動していた。
値上がり銘柄数2に対し、値下がり銘柄数が588と、全面安商状となった。
個別ではクラウドワークスが一時ストップ高と値を飛ばした。YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRが上昇した。
一方、Veritas In Silico、VRAIN Solution、Lib Work、イシン、L is Bなど212銘柄がストップ安。エムビーエス、ジンジブ、ITbookホールディングス、博展、Liberawareなど79銘柄は一時ストップ安と急落した。Cocolive、光フードサービス、ニッソウ、ソラコム、ダイブなど459銘柄は年初来安値を更新。モダリス、グローバルウェイ、Unipos、トゥエンティーフォーセブン、Rettyが売られた。
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