様子見か

日経平均は暴落。1987年10月20日の「ブラックマンデー」の下げ幅を上回り、「令和のブラックマンデー」となってしまった。米国の7月雇用統計が弱い結果となることや、その場合に為替が円高(ドル安)に振れることは予想できない動きではなかったが、先週金曜の2000円を超える下落ではまだ足りず、4000円を超える下落で今年の上昇分をすべて吐き出すレベルまで売り込まれた。
 
決算発表ラッシュ時に歴史的な下げに見舞われたことで、足元の業績が良かった銘柄も一緒くたになって売られている。また、PBRやPERといった伝統的な指標で割安感が強い銘柄もバリュエーションは度外視して売られている。マーケットが落ち着けば再評価されて良い銘柄は結構あるだけに、指数が年初の水準を下回ったところで仕切り直しの動きが出てくることに期待したい。
あす6日には、きょうストップ安となった東京海上が決算を発表予定。金融株には米国の長期金利低下が逆風にはなるが、直近の株価急落により、今年に入ってからの上昇分の大半は消失している。PERは一桁台で配当利回りは4%近い。全体市場が冷静さを取り戻すかどうかを見極める点で、決算発表前の同社株に見直し買いが入るのか、それとも見切り売りに押されるのかを注視しておきたい。
 
積極的な買い方が不在のなか、テクニカル的なショートも入りやすく、より下へのバイアスが強まる状況である。日経平均は短期的な売られ過ぎ感は否めないが、グローベックスのナスダック100先物は1000ポイント近く下落して推移しているなか、一段と下へのバイアスが強まる展開が警戒されやすい。しばらくは明確なボトムを探る流れになりそうだ。
 
 
日経平均
 
レジスタンス
35249.36円 寄付
35103.57円 ボリンジャーバンド25日-2σ
35065.09円 週足一目均衡表先行スパン1
34900.68円 ボリンジャーバンド26週-2σ
33006.08円 ボリンジャーバンド26週-3σ
32900.17円 ボリンジャーバンド25日-3σ
32716.46円 週足一目均衡表先行スパン2
 
31458.42円 終値
 
サポート
31156.12円 安値
31000.00円 心理的節目
30487.67円 2023年10/4安値
30000.00円 心理的節目
29500.00円 心理的節目
29000.00円 心理的節目
28734.79円 2023年3/9高値
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TOPIX   
 
レジスタンス
2552.38p ボリンジャーバンド25日-3σ
2548.61p 52週線
2495.50p ボリンジャーバンド26週-3σ
2489.22p 高値
2488.25p 寄付
2446.30p 週足一目均衡表先行スパン1
2277.02p 週足一目均衡表先行スパン2
 
2227.15p 終値
 
サポート
2206.73p 安値
2196.95p 2023年10/24安値
2150.00p 心理的節目
2126.85p 2023年5/31安値
2071.60p 2023年3/9高値
2050.00p 心理的節目
2000.00p 心理的節目
 
 
 

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