【寄り付き概況】
13日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比305円35銭高の3万9182円06銭。
前日の米国株市場ではNYダウが終盤値を消したが、ナスダック総合株価指数は大幅高で連日最高値を更新、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大きく水準を切り上げており、東京株式市場でもこれを引き継ぐ形で半導体関連など中心に買いが先行している。
注目された5月の米消費者物価指数(CPI)が事前予想を下回る鈍化傾向を示したが、FOMCでは利下げに対する慎重な見方が開示された。これを受けNYダウは小幅ながらマイナス圏で引けたが、ナスダック指数やS&P500指数は強調展開が続いたことで、東京株式市場でも安心感が広がりリスクを取る動きが優勢となっている。
東証株価指数(TOPIX)は反発して始まったものの、ほどなくして下げに転じた。外国為替市場で円相場が1ドル=156円台後半と、前日夕に比べて円高・ドル安となっており、トヨタなど輸出関連株が下落している。
個別では、三菱重やサイバー、TDKが上昇している。一方、中部電や東電HD、リコーが下落している。
