【寄り付き概況】
14日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前日比132円90銭安の3万8587円57銭。
前日の米株式市場は、NYダウは65ドル安と3日続落。米経済の減速などが警戒された。ただ、ナスダック指数は上昇し最高値を更新した。NYダウが下落するなか、東京株式市場も日経平均株価は値を下げて始まった。また、為替は1ドル=157円10銭前後で推移している。
日銀は今回の決定会合で追加利上げを見送り、国債買い入れの減額方針を決めるとみられている。だが、市場では具体的な減額の規模やペースを巡る見方が定まっておらず、日銀の発表内容を見極めたい投資家は多い。内容次第で株式相場が乱高下する可能性もあり、積極的な買いは手控えられている。
14日に算出された株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)値は、QUICK試算で3万8535円35銭だった。日経平均の前日終値に比べ185円12銭(0.47%)安い。
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
個別では、ファストリやKDDIなど値がさ株の一角が安い。ファナックやソニーGが下落した。トヨタやホンダ、スズキなど自動車株の売りも目立つ。一方、ダイキンが高い。住友不や菱地所が上昇した。川崎汽や商船三井が買われた。
