東証グロース市場は日経平均株価が大幅に下落し、新興株市場でも投資家心理の悪化を映した売りが優勢だった。売り買い交錯でほぼ横ばいとなった。グロース250指数は前週末までに6日続伸しており、このところ上昇が目立っていた新興銘柄を中心に利益確定売りが出た。
グロースCoreは軟調。東証グロース市場250指数は7営業日ぶりに反落した。終値は前週末比0.50ポイント(0.08%)安の638.23だった。
ただ、グロース250指数は大引けにかけて、前週末の終値(638.73)近辺まで下げ幅を縮小した。再生細胞薬の製造販売承認を期待した思惑買いでサンバイオが大幅高となるなど、一部の主力銘柄の上昇が指数を下支えした。
グロース市場ではカバーやマクビープラ、クオリプスが下落した。一方、エヌピーシーやペルセウス、インフォRは上昇した。
値上がり銘柄数204、値下がり銘柄数336と、値下がりが優勢だった。
個別では、monoAI technology、笑美面がストップ高。ジンジブ、DAIWA CYCLEは一時ストップ高と値を飛ばした。サンワカンパニー、G-FACTORY、フーバーブレイン、サンバイオ、noteなど11銘柄は年初来高値を更新。モルフォ、ペルセウスプロテオミクス、tripla、マテリアルグループ、INTLOOPが買われた。
一方、オンコリスバイオファーマがストップ安。カウリス、ハンモック、D&Mカンパニー、Chordia Therapeutics、アドバンスト・メディアなど25銘柄は年初来安値を更新。デリバリーコンサルティング、ブレインズテクノロジー、ジェイック、VALUENEX、GA technologiesが売られた。
目次
