続落して始まる 、円高など受け見送りムード

【寄り付き概況】

17日の日経平均株価は小幅に続落して始まった。始値は前日比21円53銭安の1万9707円75銭。
前日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて利上げペースが鈍るとの見方が広がり、16日の米債券市場で長期金利が低下した。
同日の米株式市場では金融株が売られ、東京市場でも銀行株に売りが先行した。
外国為替市場では円高・ドル安が進行。自動車株の一部など主力の輸出関連株にも売りが出て日経平均を押し下げた。
外国人投資家の参戦が限られるなか、全般市場エネルギー不足が懸念されている。一方、中小型株人気は旺盛で、個人投資家など短期資金による内需系銘柄を中心とした個別株物色の流れは続きそうだ。

寄り付き時点で業種別では33業種中、12業種が高く、値上がり上位に海運、非鉄、鉄鋼、電気機器、建設など。値下がりで目立つのは鉱業、保険、銀行、陸運、食料品など。
 
個別では、三菱UFJ、野村、東京海上は軟調。アステラス薬、信越化、明治HDは小幅安。ティアック、ミネベアミツミが値を下げている。マツダ、日産自、スズキはさえない。
 
半面、ソフトバンクG、任天堂、JALが買われ、西部HD、ペッパーは大幅高になっている。アルプス、オムロンが上伸し、東エレク、トヨタ、住友鉱、SUMCOが値を上げている。
 
外資系等は、豊田織機(6201)、スタンレー(6923)、三井金(5706)、日揮(1963)、光通信(9435)、レーザーテック(6920)、セック(3741)、住友鉱(5713)、タツタ(5809)、コクヨ(7984)、内外トラ(9384)、アズビル(6845)、堀場(6856)に注目。
 
225先物はアムロ・大和・ソジェン・日興・パリバ・バークレイズが買い越し。
三菱・UBS・ドイツ・モルスタ・みずほが売り越し。
TOPIX先物はGS・クレディ・大和・野村が買い越し。
メリル・みずほ・モルスタ・ドイツ・UBSが売り越し。
 
テクニカル的には、ツクイ(2398)、ブロンコ(3091)、鳥貴族(3193)、ディア・ライフ(3245)、巴川紙(3878)、日理化(4406)、ペプチド(4587)、OLC(4661)、MARUWA(5344)、ユニプレス(5949)、タムラ製(6768)、ダイトロン(7609)、神鋼商(8075)、タカキュー(8166)、京成(9009)、日立物流(9086)、ゼンリン(9474)、ドーム(9681)が動兆。

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