東証グロース市場は小高く始まった後に値を消すなど軟調だった。前場は、好材料が出て買いが入った一部の銘柄が指数を支えていたが、後場は売りが出て、指数の重しになった。
市場では「最近の自律反発も一巡し、日米長期金利が上昇基調にあるなかで相対的な割高感が意識されやすい新興株には物色が向かいにくかった」との見方があった。
グロースCoreは続落。東証グロース市場250指数も続落した。終値は前日比5.33ポイント(0.84%)安の632.90だった。
グロース市場ではカバーやエヌピーシーが下落した。一方、売れるネットやインフォRは上昇した。
値上がり銘柄数279、値下がり銘柄数253と、売り買いが拮抗した。
きょうグロース市場に上場したインテGは公開価格(3960円)を1980円(50.00%)上回る5940円で初値を付け、終値は初値比460円(7.74%)安の5480円だった。
個別では、ジィ・シィ企画、AHCグループがストップ高。ココペリ、リンクバル、トラース・オン・プロダクト、売れるネット広告社は一時ストップ高と値を飛ばした。G-FACTORY、フーバーブレイン、トヨクモ、オンコセラピー・サイエンス、サンバイオなど14銘柄は年初来高値を更新。GMO TECH、INFORICH、ジェイフロンティア、ホットリンク、カウリス買われた。
一方、オンコリスバイオファーマ、monoAI technologyがストップ安。D&Mカンパニー、Chordia Therapeutics、ヤプリ、ROBOT PAYMENT、ワンキャリアなど18銘柄は年初来安値を更新。エヌ・ピー・シー、アイズ、yutori、プロパティデータバンク、レジルが売られた。
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