【寄り付き概況】
18日の日経平均株価は続落して始まった。10時現在の株価は、前日比185円34銭安の1万9517円29銭となっている。
前日の米国市場では、トランプ大統領政権運営への不安が広がって売りが先行した。また、スペイン・バルセロナで発生したテロ事件も投資家心理を悪化させ、終日弱い動きとなった。
一時1万9500円を割れる場面もあったが、その後は日銀のETF買い期待を支えに下げ渋っているが、戻りは限定されている。
為替相場は1ドル109円30銭台と前日比円高方向に振れて推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6520億円、売買高は5億5928万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1701と、全体の約8割を占めた。値上がりは224、変わらずは95銘柄だった。
個別では、傘下の中国・アリババ集団の株価が上場来高値を付けたソフトバンクは上昇に転じている。
キリンHDとアサヒが一段高となった。ユニチャームやキーエンスが上昇に転じた。
一方、新日鉄住金や中部電が下げ幅を広げた。
シスコ・システムズのさえない決算による米ハイテク株軟調の流れを受けて、SUMCOなど半導体関連の売り注文が目立っている。
東証2部株価指数は反落している。シャープと東芝とが下げ、リミックスと黒田精は上昇した。
