【寄り付き概況】
28日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比251円47銭高の3万9593円01銭。
前日の米株式市場は、NYダウは36ドル高と小幅続伸。ナスダック指数も3日続伸した。米国株が上昇した流れを受け、東京株式市場も値を上げて始まった。また、為替は1ドル=160円60銭前後で推移している。
米半導体大手マイクロン・テクノロジーは26日夕に発表した業績見通しが市場の期待に届かなかったとして27日の米株式市場で大幅下落した。ただ、26日の時間外取引でもマイクロンはすでに急落していたため、東京株式市場では織り込み済みという見方から東エレク、レーザーテクなどは上昇している。アドテストはきょうを入れて5日続伸している。
半導体関連のほかには銀行や保険、海運といったバリュー(割安)株の上昇が目立つ。日銀の金融政策修正観測などを背景に国内長期金利に上昇圧力がかかるなか、バリュー株を物色する動きが活発になっている。
個別では、ファナック、TDK、KDDI、東京海上、ソニーGが高い。一方、テルモ、資生堂、ニデック、オリンパスが安い。
