値下がり優勢、利益確定の売り

 
東証グロース市場は、朝方米株高などで投資家心理が改善して上昇する場面があったものの、このところグロース250指数の上昇が続いていたなかで、新興銘柄に利益確定の売りを出す動きが目立った。
グロースCoreは反落。東証グロース市場250指数も5営業日ぶりに反落した。終値は前日比7.06ポイント(1.06%)安の661.24だった。
 
売買代金は前日に引き続き多く、次々登場する新規上場に注目が集まっているとみられる。ただ、「新規上場が多いこの時期限定のものであり長くは続かない」との声も聞かれた。
また、この日もサンバイオが売買代金上位となっており、その動きに指数が左右されている。「脳損傷治療のバイオ医薬品の商品化の可否について、市場の評価が日々変わっている」という
グロース市場ではジーエヌアイやウェルスナビが下落した。一方、インテグラルやGENDAは上昇した。値上がり銘柄数208、値下がり銘柄数342と、値下がりが優勢だった。
 
 
きょう東証グロース市場に新規上場したロゴスHDは公開価格と同じ2290円で初値を付けた。終値は初値比360円(15.72%)安の1930円だった。初値を付けた直後から売りに押され、一時初値比410円安の1880円まで下げる場面もあった。
 
個別では中村超硬、リグアがストップ高。地域新聞社、アイズは一時ストップ高と値を飛ばした。豆蔵デジタルホールディングス、ビリングシステム、シェアリングテクノロジー、プレイド、グローバルセキュリティエキスパートなど16銘柄は年初来高値を更新。Delta-Fly Pharma、フィードフォースグループ、FFRIセキュリティ、GENDA、INFORICHが買われた。
 
 一方、ENECHANGE、AHCグループがストップ安。Lib Work、Mマート、ウィルズ、アクアライン、マイクロアドは年初来安値を更新。クリングルファーマ、トラース・オン・プロダクト、coly、Veritas In Silico、アスタリスクが売られた。
 
 

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