東証グロース市場は前日に米長期金利が上昇した流れを受け、国内の長期金利が上昇した。相対的な割高感が意識されやすい新興銘柄には売りが優勢となった。
市場では「今後、国内で長期金利が上昇基調にあることを前提とした銘柄選別が始まりつつある」との声があった。
東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比2.65ポイント(0.41%)安の646.55だった。グロースCoreはともに続落。
グロース市場ではポスプラやサンバイオが下落した。一方、セルシードやペルセウスが上昇した。
値上がり銘柄数262、値下がり銘柄数275と、売り買いが拮抗した。
きょう東証グロース市場に上場したPRISMバは公開価格(450円)を39円(8.66%)上回る489円で初値を付けた。その後は初値に比べて80円(16.35%)高い569円と、ストップ高水準まで上昇し、同水準で買い気配のまま午前の取引を終了した。
個別では、PRISM BioLab、セルシード、Recovery Internationalがストップ高。リボミック、リグアは一時ストップ高と値を飛ばした。PostPrime、ビリングシステム、gooddaysホールディングス、note、グラッドキューブなど7銘柄は年初来高値を更新。Chordia Therapeutics、セキュアヴェイル、WOLVES HAND、サイジニア、ペルセウスプロテオミクスが買われた。
一方、AHCグループがストップ安。Veritas In Silico、Lib Work、ENECHANGE、Mマート、HENNGEなど12銘柄は年初来安値を更新。サンバイオ、ワンダープラネット、ELEMENTS、中村超硬、アイズが売られた。
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