【後場寄り付き概況】
21日午後寄り付きの日経平均株価は、前営業日比72円10銭安の1万9398円31銭で始まった。日経平均株価は前場終値比でやや下げ渋っている。
東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、2.69ポイント安の1594.67で始まった。
外国為替市場では、1ドル=109円20銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は、高安まちまちの展開となっている。
金融関連や輸出関連株を中心に売りが続いている。
個別では、任天堂、ソフトバンクGが売られ、ソニー、KLab、三菱UFJが値を下げ、野村、東京海上はさえない。JT、SUBARU、ブリヂストンは安い。ファナックが緩み、クボタが下押している。
半面、ペッパーが急伸し、NTT、花王はしっかり。大成建が値を上げ、住友不は小幅高。サノヤスHDが急騰し、トヨタ、Vテクは堅調。三菱マが上伸し、郵船は大幅高となっている。
北朝鮮の地政学リスクに対する警戒感が根強く、日経平均が寄付きを高値に下げに転じているほか、円相場も朝方からはやや円高に振れて推移するなか、値ごろ感からの買いも入れづらいところ。業績や材料を手掛かりとした物色も絞られる可能性があり、まずは日経平均の下げ渋る動きを見極めたいところである。
また、物色の流れとしては中小型株にシフトしやすいと考える。
ランチバスケットは23件、291.67億円。差し引き10億円の売り越しとの観測。
