東証グロース市場は、新興市場の主力銘柄が軒並み下落して指数を押し下げたほか、今期の営業減益見通しを示したスカイマークの下げも重荷となった。
一方で16日午前の日経平均株価は0.74%上昇した。市場では「前日の米株式市場で主要3指数が過去最高値を更新した流れを受けて、東証プライムの大型株で景気や為替に敏感な銘柄の買いが目立ち、値動きが軽く下落リスクが大きい新興株から資金が流れた」との声が聞かれた。
グロースCoreは続落。東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比12.70ポイント(1.97%)安の630.82で、4月19日に付けた年初来安値(638.74)を下回った。
グロース市場ではカバーやジーエヌアイが下落した。一方、Kudanやヘッドウォは上昇した。
値上がり銘柄数126、値下がり銘柄数396と、値下がりが優勢だった。
個別では、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが一時ストップ高と値を飛ばした。トラストホールディングス、リアルゲイト、エンバイオ・ホールディングス、フレアス、和心は年初来高値を更新。ファーストアカウンティング、ブティックス、ビズメイツ、Kudan、unerryが買われた。
一方、Delta-Fly Pharma、サイバー・バズがストップ安。ミクリードは一時ストップ安と急落した。FRONTEO、イオレ、アスカネット、ユナイテッド、セキュアヴェイルなど60銘柄は年初来安値を更新。AVILEN、エフ・コード、ジィ・シィ企画、ブルーイノベーション、日本ナレッジが売られた。
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