「何だかなあ」
NYダウは196ドル高の21899ドルと続伸。上昇幅は4月25日以来ほぼ4カ月ぶりの大きさだった。
上昇幅は一時200ドルを超える場面もあった。
「ハイテク株に値ごろ感から見直し買い。
税制改革への期待が再び広がった」との解釈。
「トランプ大統領の上級顧問らや共和党議員らが個人と企業の税負担を軽減する財源を確保する手段に関して共通の見解に達した」。
この報道が流れを決めた格好。
いつの間にか北朝鮮問題や トランプ政権の先行きへの不透明感を悪化させる材料は一服。
普段は見向きもされないリッチモンド連銀製造業指数が予想を上回ったことも好材料視。
原油先物価格は反発。
金はドル高を背景に反落。
債券市場は株高を背景に朝から軟調な推移。
結局は「解釈」の問題だったということになる。
火曜の日経平均は9円安と小幅に今年初の5日続落。
TOPIXは5日ぶりに反発。
「北朝鮮もジャクソンホールもメインではなく、トランプ大統領の存在そのものがメイン」という声も聞こえる。
そしてファーストリテの下落が225に与える影響の多さも目立った。
同社株は年初来右肩下がりで連日の年初来安値更新。
最高値から半値以下となった。
最高値を記録したのは2015 年7月30日。
株価は61930円。
約2年後の2017年8月22日の終値は30910円。
この指数の歪みが体感温度を下げている状態は否めない。
225先物大証夜間取引終値は日中比140円高の19480円。
「個人の証券投資残高が10年ぶりに過去最高更新。
6月末の残高は約290兆円となり、この5年で2倍近くに増えた」。
そうは言ってもまだ積極的とは言えないモード。
日経朝刊では「マクドナルド、HPを関西弁に」の記事。
マックとマクドの戦いでマクド派が勝利したことを受けてマクドナルドはHPの一部を関西弁仕様にしたという。
以下はその社長メッセージ。
↓
「マクドはお店に来はるすべてのお客様に、
いつでも最高のお食事体験を提供 することを目指してますねん」。
聞いている分には何ともないが、字になると何か違和感。
51対49で勝ったマクドに勝利は否定しないが、何だかなあ。
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ヒビノ(2469)・・・動兆
ヒビノに注目する。
同社はイベント・コンサートなどの音と映像を展開。
アメリカ・カリフォルニア州に「Hibino USA, Inc.」及び「H&X Technologies, Inc.」の2社を設立。
日本、アジア・パシフィック、欧州、北米でのワールドワイドな事業展開を目指す「世界4極体制」の構築の方向。
第1四半期業績がやや軟調で株価は売り込まれたがリバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
